私は四月にバスガイドとして会社に入社した。小学生の時の修学旅行で見たバスガイドに憧れて決めた職場だった。この仕事に就こうと決めた時からインターンや説明会にも参加した。入社後約３ヶ月研修を受けた。最初は研修についていけるだろうかと不安でしかなく、自分はバスガイドとしてやっていけるだろうか、やめずにずっと続けられるだろうかと考えたこともあった。研修の期間中は、覚えることも多く、嫌になって逃げ出したくなることや、心が折れそうになったこともあったが何とか研修をやり遂げることができ、自分で選び決めた仕事にやっと自信をもつことができた。

　３ヶ月の研修を終え、初乗務の日を迎えた。緊張していてその日一日がとても長く感じた。乗務を終えホテルに戻った時、疲れと共に達成感を感じ自分の案内に少し自信を持つことができた。また、この日一日乗車したお客様から、「案内が聞き取りやすく勉強になった」という言葉や「楽しかった」という言葉もいただき、とても嬉しかった。

　こうして今、まだ数少ないが乗務をこなしていく中で、様々な人と出会えることができるのがこの仕事の魅力でもあり、お客様に楽しい旅を提供することができるのがこの仕事の魅力なんだと改めて感じることができた。もちろん楽しいことだけでなく、辛いことやうまくいかないこともあるが、それを乗り越えた先にやりがいや達成感を感じることができると思う。天気や道路状況など予想のつかないハプニングなどもあるが、慌てず対応できる対応力もこれから身につけたい。

　また、お客様に思い出に残る楽しい旅を提供できるようなバスガイドになれるよう努力していきたいと思う。ガイドとしてまた、社会人として自分で決めた職場で一生懸命仕事に打ち込み、様々なことにチャレンジし成長していけるよう頑張りたい。勉強することはまだまだあるが、一つ一つ確実に覚え、行動にうつせるよう、メモを見返したりするなどして立派なバスガイド、社会人となれるよう頑張りたい。