職業生活体験作文
優秀賞作品
こちらでは優秀賞に選ばれた9作品をご紹介いたします。
優秀賞
新しく社会人となって
株式会社小林精機
私は三年目を迎えようとしています。入社した時は、たくさんの先輩に教えてもらいました。社会人一年目で苦労した事は、コミュニケーションです。私は生まれつき耳に障がいを持っていて補聴器を付けて生活をしています。学校では生徒、教師と一緒に「手話」を使って手、指を使ったコミュニケーションをして生活していました。社会に出てみると、健聴者や私より年が離れた方がほとんどで、一緒に働くとき人それぞれに合ったコミュニケーションを取る事に苦労しました。仕事中のやり取りでは、メモで取り合ったり、ゆっくり話す事をメインに業務を進めました。教育の受講、全体会議等では、とにかく前に座り、スクリーンに映されたパワーポイントを見て理解しながら聴くようにしました。
仕事面で苦労した事は、仕事の量が多く体力が持たなかった事と、覚える事がたくさんあり頭が追いつけていなかった事です。知らない専門用語がたくさんあって学校で学んでいなかった事が多かったので大変でした。そして、入社する前、インターンシップ実習で体験した仕事が、社会に出ると多くて大変だと、自分の中では覚悟していましたが思ったより多くて甘く見てしまったなと痛感しました。その原因で体力も削られ、辞めたい気持ちが出た時がありました。現在も忙しいですが、休日の生活を効率よく計画を立て、運動したりして体力を補い、ずっと働ける体力作りをするように取り組んでいます。
現在頑張っている事は、先輩に頼らず、一人で設備の段取り作業をする事です。もう二年目も終わり、三年目になろうとしています。一人で作業する回数も増えると思いますし、不良品を出さないように、作業ではしっかり目視し、寸法測定も漏れる事なく、良品を生産できるように努力しています。先輩から教えて貰った事を糧にして、感謝しながら、自分で悔いのない社会人として生活していきたいです。そして人見知りを克服して、たくさんの方とコミュニケーションを取れるように頑張っていきたいです。