職業生活体験作文
優秀賞作品
こちらでは優秀賞に選ばれた6作品をご紹介いたします。
優秀賞
私の職業と将来への希望
北日本通信株式会社
建設事務という仕事は、一見地味な印象を受けるかもしれません。しかし、それは大きな誤解であり、建築物が形になっていく過程を支える、なくてはならない存在が建設事務なのだと私は感じています。
私は、この仕事を通じて、社会を支えるインフラ整備に貢献したいと考えています。例えば新しい道路や橋、トンネルが完成し、人々の暮らしが便利になる、そんな場面に立ち会えることは、事務という仕事を越えた大きなやりがいとなるでしょう。
しかし、建設業は日本の社会基盤を支える重要な産業である反面、少子高齢化による人手不足やIT化の遅れによる生産性の低さなど様々な課題に直面しています。労働人口の減少に加え、建設現場の過酷な労働環境が若者の人気を集めづらく、慢性的な人手不足が深刻化していることや、手作業による作業が多く、生産性が低いのが現状です。解決策としてDXを進め、IOTなどのデジタル技術を導入し、設計や施工の効率化を図ることで、生産性の向上と労働時間の短縮を目指していくべきだと考えます。現在、入社一年目ではありますが、DX推進担当として業務に携わらせていただいているため、将来的には新しい業務システムの導入など、より良い職場環境づくりに貢献したいと考えています。そして、建設業界全体の活性化やイメージアップに貢献し、持続可能な社会の実現を目指していきたいと思います。
最後に、建設業が抱える課題は多岐にわたりますが、DX推進や働き方改革など、様々な取り組みによって解決に向かっています。これらの取り組みを効果的に進めるためには政府、業界団体、企業が連携して、人財育成や技術革新を推進していくことが重要です。建設事務という仕事は、社会を支える重要な役割を担うやりがいのある仕事だと感じています。私は、この仕事を通じて、社会に貢献し、自分自身も成長していきたいと考えています。