盛岡地域雇用開発協会|盛岡企業ガイドブック

職業生活体験作文
優秀賞作品

こちらでは優秀賞に選ばれた6作品をご紹介いたします。

優秀賞
進歩し続ける私

社会福祉法人土淵朗親会

 私は新たな一歩を踏み出し、卒園した保育園で働き始めて早くも一年が過ぎようとしています。この保育園は私が子どもの頃を過ごした思い出の詰まった場所であり、今では子ども達に笑顔と愛情を届ける私の働く場となっています。

 私が新人保育士として働き始めた時、先輩保育士の存在が私の支えでした。初めての職場で焦りと不安に包まれた私に、「一緒に頑張ろうね」と手を差し伸べてくれました。その一言が、私の保育士としての自信へと繋がり、仕事に対する情熱をさらに燃やさせました。先輩保育士は子ども達への愛情を深く持ち、常に笑顔で接していました。その姿勢は私にとっての理想であり、彼女との時間は私の保育士としての成長に繋がるものとなり、子ども達への愛情と忍耐力の大切さ、そして常に柔軟で臨機応変な対応が必要だということなどを学び、新たな社会人として背負う責任の大きさに気づかされました。

 また、子ども達の成長に深く関わりながら、その責任を果たすためには自己管理や計画性が非常に重要であることを痛感しました。子ども達と触れ合う中で、彼らが無邪気に遊ぶ姿や、朝の挨拶や名前を呼んだ時に笑顔で返事をする姿に私自身も元気をもらい、感謝の気持ちが溢れてきます。子ども達と共に笑い、悩み、成長していく姿を見守ることが、今の私にとって本当に幸せなことです。

 これからの目標として、私は保育士としてさらに成長をし、より多くの子ども達に寄り添える存在になりたいと考えています、そのために、日々の保育活動を通して、子ども達と信頼関係を築き、彼らの個性や興味を大切にし、自己表現や意見を尊重する環境を提供していきたいです。

 さらに、子どもの発達に関する知識の向上も欠かせないと思います。子ども達の様々な成長段階や心理的なニーズに適切に対応するために、常に学び続ける姿勢を持ちたいと考えています。研修やセミナーへの参加など、より専門的な知識やスキルを身につけていきたいと思っています。

 保育園での日々は決して楽なものではありませんが、その中には数えきれないほどのやりがいが詰まっています。子ども達と過ごす時間は、彼らの笑顔や成長を見ることで満たされるものであり、これ以上の宝物は存在しません。自分自身も子ども達と共に成長し、日々進歩していることを実感します。

 これからも、保護者や他の保育者と協力し合いながら、子ども達が安心して成長できる環境を提供し続けたいと思います。新しい社会人として、私の選んだ保育園で、子ども達と共に素晴らしい未来を築いていくことに、心からの喜びと使命感を抱きながら、進んでいきたいです。